基本情報のアルゴリズムは意味不明で当たり前です。
特に基本情報取得を目指して勉強を始めたばかりの人やプログラムに触れたことがない人にとってはかなりハードルが高いです。
筆者もその一人でした。
そんなド素人でも無料の過去問ひとつでアルゴリズムで8割得点することができました。
最初の取っ掛かりこそ難しいアルゴリズムですが、ひとつ大きな壁を超えると合格圏内もすぐです。
今回は、そんな基本情報のアルゴリズムの取っ掛かりについてまとめていきます。
アルゴリズムが意味不明だと思っている人や勉強を始めたばかりの人はぜひ参考にしてみてください。
- アルゴリズムの答えは冒頭の説明文にあり。
- アルゴリズムは暗記力よりも読解力の問題。
- 過去問に徹底的に向き合えば必ず理解できるようになる。
初心者は基本情報のアルゴリズムは意味不明で当たり前。
はじめて参考書や過去問を見たときは、本当に意味不明でした。
いろいろ調べてもアルゴリズムは簡単とか、参考書一冊で大丈夫みたいなものばかりでやる気がなくなってしまいますよね。
※そんな参考書を購入してみても謎ばかり。でもレビューを見ると意外と正直なレビューも複数あります。
アルゴリズムは、とある処理を擬似言語を使用してプログラム化しているので、プログラムに触れたことのある人からすると割と簡単に読み解くことができます。
初心者やプログラムに触れたことがない人が意味不明なのは当然だということです。
逆にアルゴリズムの問題に慣れていくことができれば自然と答えが分かるようになってきますし、消去法である程度のレベルまで答えを絞ることができます。
何の努力もなしに明日突然答えがわかるようになることは有り得ないので、地道に向き合うことは結果的に合格への近道となります。
※センスがあれば意味不明なんて思わないはずです。
そんなアルゴリズム(午後問題)に全力投球するために午前試験をスキップする方法もあります。
アルゴリズムの答えは冒頭の説明文にある。
アルゴリズムの問題は、実現する処理の説明が冒頭に記載されています。
続いて問題文と処理の穴埋めや処理結果についての解答群となっております。
そのため、冒頭の説明文は穴埋めにはなっておりません。
特に初心者の人でアルゴリズムの問題を見た人でこんなこと思いませんでしたか?
- 説明文って意味ある!?
- 先に問題を見てわかるところ探そう。
- こんなの読んだら時間無くなるんじゃない!?
基本的に問題の説明文は読むようにした方がよいです。
過去問の演習においても最初のうちは丁寧に読んでから問題を見るようにしてください。
その問題で問われている部分は説明文のどこを示しているのかを見分けた上でさらに読み込んでいきます。
最初は果てしなく時間がかかりますが、説明文に答えがあることが見えてきます。
終盤の応用問題も処理の流れを理解できていれば「大丈夫?」と思うくらい簡単に導くことができます。
アルゴリズムは暗記力よりも読解力が重要。
既に理解しているかと思いますが、アルゴリズムは暗記問題ではありません。
アルゴリズムに暗記要素がない点については、基本情報のアルゴリズムは暗記要素【ゼロ】地味に1つずつパーツごとに理解しよう。を参考にしてみてください。
基本情報はゴリゴリの理系資格ですが、アルゴリズムは読解力で乗り越えることができると言ってもいいレベルで読解力が重要となってきます。
少々脱線しますが、IT関連の仕事でもドキュメントや製品のマニュアルといったものを数多く読むことになります。
IT関連の会社で働く上でもこの読解力というのは重要となってきます。
※アルゴリズムの説明文なんて比にならないレベルのものを読むことになります。
そんな読解力ですが、アルゴリズムの過去問で説明文の読み込みや問題分との関連付けをやることで自然と身についていきます。
アルゴリズムの問題の説明文を写経するのが有効というような記述を見たことがありますが、やるかやらないかは別として間違ってはいないと思います。
過去問に徹底的に向き合えば必ず理解できる。
ここまで何度も登場している過去問ですが、IPAのホームページからPDFを無料でダウンロードすることができます。
CBT方式に変更になった令和2年度以降は非公開に変更されたためダウンロードできませんが、量としては十分だと思うのでまずは1期分からでもダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
そんな無料でできる過去問を使用した勉強法についてまとめておきますので、アルゴリズムが意味不明すぎて困っている人は参考にしてみてください。
使用するものは下記です。(CBT方式での試験のためPCを推奨します。)
- ノート(メモ用紙)と筆記用具
- 過去問を表示するもの(PCが◎)
- 過去問ダウンロード(印刷は任意)
これらはほとんどの方が手元にあるものだと思うので早速進めていきましょう。
※とにかく地味です。
- アルゴリズムの問題の説明文をしっかり読む
- 問題文を読む
- 問題文と説明文を関連付ける
- 問題に沿って順番に処理を考える
- 答え合わせ
- 答えの理由を調べる(複数の解説を活用)
⇒必要そうな情報があればノートに書く
※どういった処理なのか。など
⇒問題文の処理は説明文でいうとどこなのか。
⇒20分~30分くらい考えても無理な場合はあきらめる。
※トレースする。(考えることが重要)
⇒実際に考えた処理が正しいか確認する。
⇒「基本情報 年度 春or秋 アルゴリズム」でググる。
勉強する上でのポイントについてまとめるとこんな感じです。
- 自力で考えること
- 自分なりの理解をすること。
処理の内容について徹底的に考えてどうしてその答えになるのかを徹底的に理解することを意識しましょう。
めちゃくちゃ地味でめちゃくちゃ面倒くさいことをしていますし、最初はマジで地獄です。
※そのため考える時間は短くしています。
非効率な気がしますが、暗記や方式がないアルゴリズムにおいて効率的な勉強というものはないと思っておいた方がよいです。
そのうち不思議とスラスラ進めれるようになります。
今回のまとめ
今回は、基本情報のアルゴリズムが意味不明すぎるということでアルゴリズムの取っ掛かりについて解説してきました。
何でもやり始めで上手くできることはありませんし、アルゴリズムの場合は特に意味不明な部分が多いと思います。
それだけプログラムというのが特殊だということがよくわかります。
そんな意味不明なアルゴリズムの攻略法は、「過去問に地道に向き合うこと」です。
問題文の内容や概要を理解できていない人は順番に処理について見ていくと必ず、つまずく部分が出てきます。
そこが理解できていない部分となるため、1つずつ確実に理解をしていくようにすることで論理的に考えることに慣れていくことができます。
また、巷では参考書1冊でOKというのを目にすることがありますが、特に参考書ではいろいろなことが分かる前提で記載されているため、慣れていない人は途中から意味不明で挫折する可能性が高いです。
※当たり前のように挫折して本棚で眠っています。
そんな参考書が無くても無料で利用できる過去問で十分アルゴリズムを合格圏内にすることは可能です。